銘柄分析~ITFOR(4743)~

資産運用

本記事では、独立系ITソリューションプロバイダーの株式会社アイティフォー(以下、ITFOR)について分析していきます。

業務内容等

ITFORの業務内容は金融機関向けの業務支援システムの開発と百貨店や専門店向けのPOSシステムの開発及びそれらの保守・運用です。

また、近年では、カード不正使用防止の義務化に対応した、「iRITpay」やコールセンターの後処理を自動にする「ナイス・ロボティックオートメーション」の開発等、時代に即した商品を次々とリリースしています。

セグメント別の売上高比率では、システムの開発・販売が6割で残りが保守・運用となっています。

また、システムの開発・販売のうち、金融機関向けシステムの売上高比率が4割を超えており、金融機関向けシステムに強みを持っています。

特に地方銀行、ノンバンクへの「TCS延滞債権管理システム」が好調で、地方銀行でのシェアは70%を超えています。

創業は1972年と老舗で、国内初のオンライン・リアルタイムPOSシステムを開発するなど、実績・実力ともに兼ね備えた企業です。

ITFORの株価チャート

長期で見ると右肩上がりのキレイなチャートと言えそうです。

近年は乱高下が激しいですが、一貫して成長しているので、下落したタイミングでは購入を検討したいですね。

出典: Yahoo Finance

 

ITFORの売上高・営業利益の推移

売上高・営業利益ともに堅実な推移です。

コロナ禍でもほぼダメージなく利益を上げているのはさすがですね。

売上高営業利益率も10%を常に超えていることから、効率的な経営が出来てきていると考えられ、今後のさらなる成長に期待が持てます。

 

ITFORの純資産と自己資本比率

総資産・純資産ともに増加傾向で、自己資本比率は70%を超えています。

非常に堅実です。

 

ITFORの配当推移

業績拡大に伴う増配傾向が続いています。

増配しているものの、配当性向は徐々に下落しており、今後も増配の可能性が高そうです。

 

まとめ

独立系ITソリューションプロバイダーのITFORについて分析しました。

ITFORは金融機関向けの業務支援システムの開発に強みを持っており、特に地方銀行において、7割のシェアを持っています。

地方銀行は今後規模は縮小するかもしれませんが、統廃合を繰り返しながらもなくなることは考えられません。

また、時代に即した商品も次々と開発しており、業績も右肩上がりで、今後に期待が持てる企業と言えるでしょう。

自己資本比率も高く、堅実な経営に右肩上がりの成長と、非常に魅力的な銘柄です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました