ジャストシステム(4686)銘柄分析~通信教育サービス「スマイルゼミ」が絶好調!ソフト開発技術に定評のある老舗ソフトウェア企業~ 

資産運用

本記事では、通信教育サービス「スマイルゼミ」が絶好調のソフトウェア企業、ジャストシステムについて分析していきます。

業務内容等

ジャストシステムは、1979年に徳島県徳島市で創業、日本語ワープロソフト「一太郎」や日本語入力システム「ATOK」を開発し、日本のパソコン黎明期をけん引してきた企業です。

その後、マイクロソフトWordなどがシェアを拡大していくなかで赤字に転落、2009年にセンサー・計測機器の大手メーカー、キーエンス(現在も筆頭株主)と資本・業務提携したことから大きく業績が拡大しています。

現在は通信教育サービス「スマイルゼミ」、1人1台PCのGIGAスクールに対応した、小中学校向け学習クラウドの「スマイルネクスト」等の教育支援ソフトを主力に、文書管理システムなど法人向けシステム製品やデータ分析ツールを開発しています。

特に小学校向けサービスに強みがあり、小学校向け学習・授業支援ソフト「ジャストスマイル」シリーズは日本の小学校の85%が導入するなど、圧倒的なシェアを誇ります。

GIGAスクールに対応した「スマイルネクスト」でも同程度のシェアを得ることが予想され、買い切り型ではなく、サブスク型であることから、安定した業績への貢献が期待されます。

ジャストシステムの株価チャート

2021年の新型コロナ流行ぐらいまではキレイな上昇チャートです。

最近は停滞していますが、上述の「スマイルネクスト」が次期から売上に乗ってきますし、圧倒的なシェアと競争優位性がありますので、一時的な下げの可能性が高いです。

出典: Yahoo Finance

 

ジャストシステムの売上高・営業利益の推移

売上高、営業利益共に右肩上がりに伸びています。

理想的な伸び方です。

 

ジャストシステムの総資産・純資産と自己資本比率

総資産・純資産ともに増加傾向です。

自己資本比率は一貫して75%を超えており、堅実経営です。

とても強固な財務基盤を持っていると言えます。

 

ジャストシステムの配当推移

1株あたり配当金は13円です。

配当利回りは2021年12月24日終値5320円を基準にすると、0.24%です。

配当性向は10%未満なので増配余力はまだまだありそうですが、配当よりも成長に重点を置いているイメージです。

 

まとめ

通信教育サービス「スマイルゼミ」が絶好調のソフトウェア企業、ジャストシステムについて分析しました。

売上も利益も右肩上がりで、とても良い企業です。

今後サブスク型かつ、高シェアを見込める「スマイルネクスト」の数字が上乗せされてくるので、まだまだ成長が見込めそうです。

また、自己資本比率が高く、堅実経営であるのも安心感があります。

今後も注目していきたい企業です。

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