バリュー?グロース?株式投資、銘柄選定でどこを見る?

資産運用

こんにちは!るーです。

みなさん、株式投資で銘柄を選ぶときはどんなことに気を付けてますか?

私はバリュー株なら高配当狙いの投資、グロース株なら成長期待で購入するのですが、その際に気を付けている点について次の順で書いていきたいと思います。

バリュー株

バリュー株とは

バリュー株は企業の価値に対して株価が安く、低く評価されている企業の株です。

指標で言うとPBRが低い企業のことです。

PBRは1株当たり純資産といって、その企業の全資産を1株あたり純資産で割った数字です。

PBRが1倍なら、その企業がその時点で解散したら、その時点の株価×発行済み株式数分の資産が残っているということを意味しています。

極論、その時点の株価×所持株式数分の資産を全株主に等分して返すことができるということですね。

PBRが1倍より高ければ、その企業は所持資産以上の評価をされていて、1倍以下なら所持資産以下の評価しかされていないと言えます。

PBR0.5倍なら100円の価値のあるものが50円で売られているよ、ということもできます。

注意点

バリュー株の注意点は、その企業の持っている資産が将来に渡ってその価値があるか、見極めることです。

企業の持っている資産には様々なものがあって、例えば株式、債券、機械装置、車、建物、在庫なども資産として計上されます。

資産が現金や預金だけなら簡単ですが、そうはいかないんですね。

建物や機械装置は資産価値が高い場合が多いですが、すぐにお金に変えることは難しいことが多いでしょう。

その場合PBRは低くなりますが、実際にはその企業が倒産したら、機械装置はゴミ同然になって価値がなくなってしまうかもしれませんね。

逆に機械など、大型の施設や設備を必要としない企業の場合は資産が少ないためにPBRが高くなりがちな場合もあります。

PBRが低いからバリュー株として買おうというのではなく、きちんと資産の中身を見ることが大切です。

参考までに洋服の青山で有名な「青山商事」と、シロアリ駆除で有名な「アサンテ」の2社の貸借対照表を見てみましょう。(長くなるので一部抜粋しています。)

「青山商事」

「アサンテ」

今回は流動資産といって、すぐにお金に変えることができる(といわれている)部分の抜粋ですが、青山商事の貸借対照表では、商品及び製品の割合が高く、アサンテは現金及び預金の割合が高いのがわかるでしょうか。

アサンテは現金が多いのでわかりやすいですが、青山商事の場合は商品に人気が出れば、資産価値はもっと上がりますし、逆もありえるので、

もしアサンテと青山商事の現時点の資産価値が同じだったとしても人によって評価は変わります。

今回は流動資産部分の抜粋ですが、

資産は流動資産だけでなく固定資産もあって、製造業や電力、ガス企業などは固定資産の割合が高くなってきます。

この資産の中身の分析をして、それでも安いだろうと思う株に投資するのが私のバリュー投資で気を付けている点です。

グロース株

グロース株とは

グロース株は革新的なサービスや商品を提供することで、売上や利益の成長速度が速く、大きな成長を期待できる企業の株のことです。

このような企業は、新商品の開発や優秀な人材獲得にお金を使うため創業からしばらくは赤字のことも多いです。

しかし、ひとたび拡大路線に乗ってしまえば、株価も一気に騰がることも多いです。

日本株ではないですが、米国株のGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)がグロース株として有名ですね。

なんとGAFAM5社の時価総額が日本の東証1部全企業、約2170社合計の時価総額を超えたというニュースも先日流れていました。

これらの株を成長前から持っていたら今頃大金持ちです。

そんな夢があるのがグロース株です。

注意点

グロース株を買う際に注意するのは、その企業のサービスがどれほど世間に浸透するかの予測と類似する他企業がないかの2つです。

どれだけ世間に浸透するかについてはサービスの対象が広範囲なのか、狭い範囲なのかで大きな違いがあります。

GAFAMが全世界でサービスを展開しているように大きく成長するためには、サービスの対象を広範囲にすることが企業規模の拡大には必要となってきます。

類似する他企業がないかについては、類似する企業があると、単純にシェアの奪い合いになってしまうからです。

もちろん、そのサービス自体の市場規模が右肩上がりなら、シェアを奪い合いつつもともに成長していけるので、一概には言えませんが、唯一無二のサービスを提供できれば、一気に成長が加速する可能性があります。

また、そこまで市場規模が大きくなかったり、国内のサービスだとしても、小規模な企業であれば、国内トップレベルまで成長することができれば株価は一気に騰がる可能性があります。

いずれにせよ、現時点の企業の規模と、提供するサービスの成長性を見極めることがグロース株を購入する際の注目点です。

まとめ

バリュー株とグロース株について記載しました。

一般的にバリュー株は成長性が乏しい代わりに高配当、グロース株は急成長する可能性がある反面低配当であることが多いです。

投資する際の注意点として、バリュー株では資産配分、グロース株は企業規模とサービスの成長性の見極めが大事です。

投資する際は、自分で納得した上で購入することが大事です。

よくわからないものを買って損をするより、納得した上で購入できるようにしましょう。

少しでも投資する際の参考になれば幸いです。

それではっ!

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