こんにちは！るーです。
株式投資をしていると、REITも組入れた法が良いという意見をよく聞きます。
この記事では、そもそもREITって何？
なんとなく言葉は聞いたことがあるけど、という方にREITについて解説しています。
REITとは
REITとは
REITは、投資家からお金を集めて不動産を購入し、管理運用する投資信託です。
通常の投資信託は株を詰め合わせたお弁当パックみたいなものという説明をしたことがありますが、
REITはその不動産バージョンだと思っていただければ大丈夫です。
投資信託について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
REITは一般企業の株式と同様に、株式を発行して、投資家からお金を集めます。
集めたお金で不動産などに投資をして、購入した不動産の賃料収入や売買で得た収益を配当金という形で投資家に還元しています。
日本のREITはJapanの頭文字をつけてJ-REITと呼ばれています。
ここからは日本の株式市場で購入できるJ-REITについて主に記載していきます。
購入の仕方について
J- REITは一般企業の株式と同じように証券取引所に上場しているので、株式と同じように売買することができます。
実物の不動産を購入するのには多額のお金も手間もかかりますが、J-REITなら手間なく少額から不動産に分散投資できます。
配当金について
REITは一般的に配当金の利回りが高いことが多いです。
なぜなら国や地域によって制度の違いはありますが、不動産の運用で得た利益の大部分を配当金として分配することでREITの法人税が免除されるからです。
例えばJ- REITでは、収益の90％超を分配するなどの条件を満たせば、法人税が免除されます。
REITのメリットデメリット
メリット
REITは１口５万円～８０万円で購入でき、実物不動産に比べて少額から投資することができます。
投資信託なので、自分では到底購入できないような高額の不動産を、プロが購入・運営してくれるので安心感があります。
また、先に説明したとおり、REITは様々な不動産の詰め合わせなので、１つのREITを購入することで、いくつもの不動産に分散投資するのと同じ効果があります。
デメリット
REITは株式同様、相場変動が激しいです。
2020年のコロナショック時には半値近くになったREITもありました。
また、REITを運営している運営法人が倒産してしまうと、上場廃止になってしまいます。
REITが保有する不動産の種類
REITが保有する不動産には以下のようなものがあります。
オフィスビル
オフィスビルはテナントへの賃料が収入になるので、いかに入居してもらうかが大事です。
そのため、景気が良い時は収入が増え、景気が悪い時は入居率が下がり、収入が減ります。
住宅系
賃貸マンション等の不動産です。
住まいとしての需要があるので景気変動の影響を受けにくく、REITの中では値動きが安定しています。
ホテル
ホテルの売り上げに応じて賃料を変動させている場合、ホテルの需要に収入が大きく左右されます。
また、賃料固定式の場合はホテルの需要がない場合、ホテルの経営自体が傾きかねません。
昨今のコロナ禍において最もダメージを受けたREITです。
商業施設
テナントの売り上げに応じて賃料を変動させている場合、テナントは撤退もしやすく、ホテルと同様に有事の際の収入が不安定になる傾向にあります。
一方、郊外の商業施設を１企業に賃借していて、固定賃料方式の場合は収入は安定する傾向にあります。
例えば、ケネディクス商業リート投資法人は、賃料収入の8割以上が固定賃料だったりします。
物流系
昨今のECの隆盛により、増加傾向にある施設です。
空港や港湾、高速道路インターチェンジ等、交通の要所にあることが重要です。
また、１施設を１企業に貸していることも多いです。
その他
他にも老人ホームやサービス付き高齢者住宅等のヘルスケア施設を保有していたり、建物でなく底地を保有するREITもあります。
REITに似た仕組みで再生可能エネルギーを投資対象にするインフラファンドもあります。
まとめ
REITについて記載しました。
REITは株に一般企業の株式に比べて高配当であることが多いです。
また、実物不動産に比べて、少額で多数の不動産に分散して投資することができます。
高配当狙いの投資をしている方はREITも組入れることでポートフォリオの分散と安定が図れるのではないかと考えます。
今回の記事が参考になれば幸いです。
それではっ！
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