こんにちは!
るーです。
今日はうまく使えば株を保有しながら金利ももらえ、配当や優待までもらえて、2重にお得な貸株についてお話します。
貸株とは
貸株は証券会社に株を貸すことで、代わりに金利を受け取ることができるサービスです。
持っている株の配当や優待をもらう権利を損なうことなく実施できるので、2重に利益を重ねることができます。
全ての株が貸株を実施できるわけでなく、SBI証券や楽天証券などのネット証券で取り扱いが多いです。
これらの証券会社では借りた株をさらに高金利の貸株料で貸し出すことで、その利益の一部を顧客に還元しています。
貸株は、株を貸し出すだけで金利がつくので、かなりお得なサービスです。
金利はどのくらいつくの?
金利がつくといっても、ほんの少しの金利では手間を考えるとやりたくなくなってしまいますよね。
大丈夫です。
貸株金利はかなり高いです。
例えば貸株取扱い銘柄がトップクラスのSBI証券では1%以上の金利がつく銘柄が常時100銘柄以上用意されているほか、0.2%以上1%未満の銘柄も100銘柄以上あります。
その他の銘柄は0.1%に設定されているので、貸株できる銘柄は最低でも0.1%の金利を受け取ることができます。
0.1%を高いと感じるかはそれぞれだと思いますが、銀行の普通預金の金利が0.01%が主流であることを考えるとかなり高金利だと思います。
何せ、保有中の株を貸し出すだけですからね。
配当金や株主優待はどうなる?
配当や株主優待を受け取ることもできます。
証券会社によって設定方法や名称が変わってくるので一概には言えませんが、権利確定日の前に自動的に株を一旦返却してくれるように設定すれば、配当も株主優待も受け取ることができます。
ただし、注意点として、長期保有特典がある株の場合は貸株することで継続保有とみなされなくなるので注意が必要です。
長期保有特典のある株は貸株しないほうが良いです。
その他のデメリット
その他のデメリットとしては、次の2点が考えられます。
・証券会社が倒産したときに株がなくなる
証券会社は通常顧客の資産を分別管理していますが、貸株中の株は証券会社の資産になっています。
なので、貸株中の証券会社が倒産した場合は、貸株中の株はなくなってしまいます。
ただ、証券会社が倒産することはめったにないことです。
リスクとしては大きなリスクですが、証券会社の倒産を恐れて貸株しないのはもったいないです。
・配当金相当額は雑所得になる
これは、貸株するときの設定で、権利確定日に貸株が返却されなかったときに起こることです。
貸株では権利確定日に株を返却してもらわなくても、配当金と同等額の配当金相当額というものをもらうことができます。
しかし、この配当金相当額が雑所得という所得に区分されてしまうことで、通常の配当では使える配当控除を使うことができません。
自動で権利確定日に貸株が返却されるようになっていれば、回避することが可能ですので貸株実施時の設定に注意するようにしましょう。
また、自動で権利確定日に返却される設定ができない証券会社の場合は、自分で返却の指示をする必要があるので忘れないようにする必要があります。
まとめ
貸株について記載しました。
貸株は、保有している株を証券会社に貸し出すだけで、金利をもらうことができ、
配当金や株主優待も通常どおりもらうことも可能です。
設定にくせはありますが、うまく使いこなせば、ほとんど手間なく金利分のお金をもらうことができるので非常におススメです。
それではっ!
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